「今のスペックではできないことを実現したい」大学生からエンジニアキャリアをスタートすべき理由

こんにちは。GameWith人事部の牧野です。前回公開した「「ブロックチェーンが世界を変えるかどうかは僕たちにかかっている」エンジニアが今知るべき世界を変えるチャンスとは」という記事を読んでいただけましたか?

ブロックチェーンのアプリケーション開発にコミットしている福田涼介さん(通称ゆずしお)にお話を聞きました。ちなみに彼はまだ大学生ということに気づいた方はいましたかね・・・。今回は大学生ながらソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを突き進む、ゆずしおのエピソードについて話してきました。

全てのきっかけは元コロプラ千葉氏との出会い

牧野:ゆずしおのキャリアについてまずは教えてください。

ゆずしお:1996年生まれで今は早稲田大学の4年生です。生まれは大阪で大学から上京しました。エンジニアとしてのファーストキャリアはメルカリで、子会社ソウゾウの立ち上げタイミングでした。メルカリでは新規事業のiOSエンジニアとして1年8ヶ月働いていました。

今はDMMの子会社、ネクストカレンシーの立ち上げからジョインしていて、仮想通貨取引所「cointap」の開発に携わっています。他にもブロックチェーンのコミュニティ活動もしていて、Ethereumの開発者コミュニティ「Hi-Ether」、ブロックチェーンプロジェクトのイベント運営をする「CryptoAge」の運営にも入っています。

牧野:本当に学生なんですね。プログラミングをはじめたきっかけはなんですか?

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福田涼介プロフィール:大学1年の時に、当時立ち上げ中であったメルカリ ソウゾウにiOSエンジニアとして参画。1年7ヶ月の間メルカリアッテなどの新規事業の開発を行う。その後2017年7月にDMMグループで仮想通貨事業を立ち上げ、株式会社ネクストカレンシーを設立する。個人プロジェクトでEthereumのiOSフレームワーク EthereumKitの開発やPlasmaのGo実装などを行う。

ゆずしお:これはめちゃめちゃ書いて欲しくて、大学に入学して間もない頃、当時コロプラの副社長だった千葉功太郎さんとお会いしたんです。もともと起業も考えてたのですが、当時の僕はエンジニアは雇えばいいと思っていました。

千葉さんに年齢を聞かれたときに18歳ですと答えたら、「それなら自分でコード書けるようになった方がいいよ。時間あるんだから。」と言われて。確かにそうだなと思って、その帰り道に本屋に寄ってプログラミングの本を手に取りました。その中で面白いなと思ったのがSwiftの本で、買って帰りました。それがプログラミングのきっかけで、つまり全ての始まりは千葉さんのおかげなんです。

牧野:メルカリに入ったきっかけは?

ゆずしお:大学1年生の夏はChatworkのシリコンバレーオフィスでインターンをしていて、帰国した後メルカリにジョインしました。日本発のサービスで僕が一番使っているのがメルカリで、めちゃめちゃ売ったり買ったりしてたんです。メルカリのサービス自体が好きだし、代表の山田進太郎さんが同じ早稲田出身ということも知っていたし、起業家育成講座でメルカリの話を聞いていたのにも影響を受けています。

エンジニアとして働くならメルカリに入りたいとずっと思ってたんですけど、当時のメルカリは技術力が高くて、学生からすると入社ハードルが高かったんです。実際2回応募したんですけど、2回ともスルーされてますw その後ソウゾウ立ち上げのインターン募集がWantedlyで出てて、「ランチしたい学生Wanted」みたいな募集でした。それに応募したら通って、当時代表の松本龍祐さんとお会いしました。ランチ後に正式にインターンに応募して、技術試験と面接を受けて合格して入社したという流れになります。

牧野:プログラミング始めてからどれくらいの時期?

ゆずしお:8ヶ月くらいですかね。ポテンシャル枠だったとは思うんですが、iOSエンジニアとしてメルカリに入ることができました。知り合いもいなかったし、正面から受験した感じですね。

牧野:展開が早いですね。プログラミングをはじめてからどんな学習をしてきましたか?

ゆずしお:自分の場合は特殊かもしれないんですけど、コロプラの千葉さんとお会いして、Swiftの本を買ってから、3ヶ月くらい大学に行かなかったです。

牧野:いきなりw

ゆずしお:そう。ずっとプログラミングを勉強してました。朝起きてプログラミングして寝るみたいな。外出するのはご飯を食べに行く時くらいで、3ヶ月間そういう生活をしていたので8kgくらい痩せました。

牧野:ずっとSwiftを勉強していたんですか?

ゆずしお:ひたすらSwiftをやってました。まずは本を読んで、書いてあるコードをひたすら自分で書き続けました。同じ本を繰り返しやってましたね。本だけじゃなくてYoutubeでもSwiftと検索して、そこでも書かれているコードをひたすら書き写してました。あとはUdemyのSwift講座を買って、それもひたすら書き写してました。ちなみにUdemyでは僕もSwiftの講座を出してます。

牧野:ひたすら書き写してたんですね。

ゆずしお:前提として、プログラミングをやったことがない人の場合、知識インプットに圧倒的な時間をかけた方がいいと思います。はじめはとにかく丸暗記、暗記ゲームだと思った方がいいです。コードって「なんでそう書くの?」って思いがちですけど、「そう書くものなの」としか言えなくて、とにかく覚えるしかないと思っています。

多くの人はこの覚える段階で、仕組みとかを理解するのに苦しんでプログラミングを諦めてしまうんですが、これは理屈とかは抜きにして、「何を書いているかわからないけど、こう書くんだ」と自分に思い込ませることが重要です。だって「私は」を英語で言うと「I am」になりますが、それってなんでって聞かれても、「そう言うから」としか言えないですよね。普段使わない言語なのでまず始めにやることは圧倒的なインプットでコードを書き写しながら覚えることです。

例えばEthereumの開発言語であるSolidityを学ぶことができる「CryptoZombies」やっている人がいたらわかると思うんですけど、はじめは何を書いているかわからないと思うんですね。でもとにかく書き写しを続けることでなんとなく意味がわかってくる。新しいことを学ぶときは圧倒的なインプットをはじめにしたほうがいいと思います。

それと人から教えてもらうことも大事です。わからないことはわかっている人に聞いた方が早いし、正確です。身の回りにそういう人がいなかったら勉強会に行けばたくさんいます。本を読んで学ぶことも同じですが、本は自分が経験していないことを短時間で学ぶことができます。場数を踏んだ人の話や情報をちゃんと仕入れた方がいいと思います。僕の場合は勉強会もそうですが、メルカリにいたときの周りのエンジニアが優秀だったので多くのことを学ばせていただきました。メンターの方には質問をしすぎて怒られたくらいです。

牧野:割と体育会系のノリを感じますね。

ゆずしお:めっちゃ体育会系だと思います。初めてプログラミングをやる方はある意味根性勝負だと思います。エンジニアとして知識や実力がついてからも学習し続けないとすぐに錆がつきます。優秀なエンジニアはとにかくプログラミングばっかりやってますね。彼らに共通しているのは圧倒的なインプット。どれだけ学べばいいか、とかじゃなくてどんどん学んでいこうっていう感じです。

大学生で働いちゃいけないルールなんてない

牧野:大学生ながらキャリアをスタートさせてますが、スタートが早くてよかったと感じることはありますか?
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ゆずしお:まず成人まではとてもちやほやされましたw 18歳から20歳までの時は特にそうで、21歳になったらトーンが落ちた気がします。それと大学1年生からキャリアをスタートさせれば単純な話、同い年の人が社会人1年目を過ごすときに4年のギャップをつけることができます。特にITの領域で4年という時間はとても大きいと思っています。しかも若いっていうだけで新規事業とか企業の中でも面白いポジションに入ることができる可能性も高いです。

大学生のうちにキャリアをスタートさせるってことで言うと、そもそも大学生は企業で働くことができるとを認識していない人が多いんじゃないかって思っています。スキルとかの話ではなくて、常識として。それはめちゃめちゃ勿体無いと思っています。

牧野:大学生のうちに企業で普通に働くことができるって気づかない人は確かに多いですよね。

ゆずしお:大学生活をどう過ごすか。その選択肢の中に企業で働くってことがない人は多いです。でも就職活動をするならその前に社会経験は持った方がいいし、実務経験を持っている方が自分に合った会社を選ぶことができるはずです。

大学3年生まで企業で働くことなく、いきなり適性テストとか自己分析しても、ポテンシャルすらわからないと思います。もちろん全員に大学生から働いてほしいと思うわけじゃないですが、大学を卒業した後にやりたい仕事や入りたい会社があるのなら就職活動の時期を待たずとも動いた方がいいと思います。キャリアを積むスタートは社会人1年目から、なんて誰もルールを決めてないですから。

牧野:身の回りにそういう人がいないと気づきづらいかもしれませんね。

ゆずしお:確かにそうです。でも僕がメルカリに入れたように、好きな会社とかチャレンジしてみたい仕事が見つかったら大学生活の時間を思いっきり投入しても面白いと思います。

就職活動ってどうしても企業が上の立場になりがちな印象があって、学生からすると「受験させていただきます」みたいな。むしろ給与交渉をする学生がもっといていいと思う。「他社さんの給与提示はこれくらいですよ」とか言っていいと思うし、そうなるべきだと思います。
もちろん学生側だけではなくて、採用を行う企業も学生に対してふわっとしたポテンシャルを見るんじゃなくて、実務のスキルを見て採用するスタイルを増やしてほしいですね。

牧野:大学4年生のゆずしおくんですが、この先は何をしていきたいですか?

ゆずしお:個人的に設定している目標があって、「自分の現時点のスペックではできないこと」をやり続けていきたいと思っています。それは無理でしょ、って思われることをやりたいんです。例えば18歳でメルカリのiOSエンジニアをやるとか、20歳でDMMの子会社を立ち上げるとか、21歳でロイターに載るとか。
自分のその時点に置かれている立場、スペックを超えるようなことを実現させていきたいです。

牧野:同じ大学生でキャリアを積んでいきたいと思っている人にメッセージをお願いします。
ゆずしお:やりたいと思ったことはやってみた方がいいと思います。「プログラミングをやりたい」と思っていて、何もやっていない時間が長い人はとにかく行動をした方がいいです。何をやるかとか、どうやるかとかを考えることがスタートではなくて、行動することがスタートだと思います。

でも行動する前に、やりたいと思っていることが「それは本当にやりたいことなのか?」はしっかり考えた方がいいです。やりたいことが増えすぎてしまうと全てが中途半端になるので。

例えばエンジニアである程度プログラミングを学んだらプロダクトを作りましょう。何を作ればいいかわからないという人は、まずは「自分が毎日使うもの」を作るのがいいと思います。もしくは自分が好きなものを徹底的に真似して作ることもオススメです。

行動していれば人から教えてもらうこともできます。それに行動をした結果、自分には向いていないかもしれないとわかるかもしれません。諦めることは悪いことじゃないです。自分に合わないと思ったことを無理をしてまでやる必要はないです。早いタイミングでやりたいことをやり続けて自分に合うことを見つけていきましょう。

牧野拓也
人事部所属、GameWith Magazine編集長。1989年生まれ、愛知県出身。2018年3月より現職。
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